常磐線での着席定員増加を目的に1991年に日本車輌製造で製造された2階建て車両で1両のみが試験的に製造された。

特徴

本形式は2階建て車両として製造されたので両開き扉はそのままに2扉となり、貫通扉は青色に変更されている。

室内は扉付近がロングシートである以外は1階と車体後部が2+2配列で2階が2+3配列のクロスシートとなっており、定員は156名(座席は116)となった。

それ以外にも客用扉は化粧板仕上げとなった他冷房装置はAU714形集約分散式を2基していたり台車もTR235H形だったりと本形式独自の要素があった。

2階建てになった関係で2扉となったのでラッシュ時の乗降に支障をきたさないように主に通勤快速に使われることが多かった。そのため増備される事はなかったが、本形式の設計は後の215系に生かされている。

2005年7月9日に定期運用から離脱し、勝田車両センターで留置後2006年3月10日は郡山車両センターに回送され翌11日に廃車された。

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